映像情報メディカル 2025年増刊号 ROUTINE CLINICAL MRI 2026 BOOK

AI 画像再構成「SwiftMR」の臨床導入と運用

要約

本稿では、久留米大学病院におけるSwiftMRの臨床導入と運用経験を紹介します。SwiftMRはDICOM画像ベースで動作するベンダーニュートラルな技術であり、稼働中の3台の3T装置(SIEMENS社 Skyra・Vida、GE社 Architect)すべてにSwiftMRを接続して運用しています。装置メーカーが異なっても問題なく適用でき、検査を止めることなく既存のワークフローも変更せずに、シームレスな導入と画質改善を実現しました。臨床適用の結果、脳血管3D-TOF-MRAでは、SwiftMRの適用を前提としたプロトコル最適化により、撮像時間を約36秒短縮(2:34→1:58)しつつ、ノイズ低減および超解像に伴う画質向上が確認されました。さらに、UTEやTWIST、SWIの位相画像など幅広いシーケンスに適用可能であり、汎用性の高さと日常運用に無理なく組み込める実装性の両面から、SwiftMRの臨床価値が示されています。

なぜこれが重要なのか

複数台のMRI装置を保有する施設では、装置の性能差やベンダーの違いにより、画質や検査品質にばらつきが生じやすいという課題があります。ベンダーニュートラル技術のSwiftMRを導入することで、装置の新旧やメーカーを問わず、施設全体で一定水準のMRI検査品質を目指しやすくなります。とりわけ大学病院のような基幹病院では、診療科横断で高い画質が求められるため、装置間の差が臨床運用や診断の一貫性に与える影響は小さくありません。一方で、MRI装置の更新は非常に高額で、頻繁に実施できるものではありません。本稿は、最新のAI再構成技術を搭載していない既存装置も含め、SwiftMRにより画質向上と撮像時間短縮の両立を図れる可能性を示し、患者の検査負担軽減と医師の診断支援の双方に寄与し得る、費用対効果の高いソリューションとしての有用性を示唆しています。

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要約

本稿では、久留米大学病院におけるSwiftMRの臨床導入と運用経験を紹介します。SwiftMRはDICOM画像ベースで動作するベンダーニュートラルな技術であり、稼働中の3台の3T装置(SIEMENS社 Skyra・Vida、GE社 Architect)すべてにSwiftMRを接続して運用しています。装置メーカーが異なっても問題なく適用でき、検査を止めることなく既存のワークフローも変更せずに、シームレスな導入と画質改善を実現しました。臨床適用の結果、脳血管3D-TOF-MRAでは、SwiftMRの適用を前提としたプロトコル最適化により、撮像時間を約36秒短縮(2:34→1:58)しつつ、ノイズ低減および超解像に伴う画質向上が確認されました。さらに、UTEやTWIST、SWIの位相画像など幅広いシーケンスに適用可能であり、汎用性の高さと日常運用に無理なく組み込める実装性の両面から、SwiftMRの臨床価値が示されています。

なぜこれが重要なのか

複数台のMRI装置を保有する施設では、装置の性能差やベンダーの違いにより、画質や検査品質にばらつきが生じやすいという課題があります。ベンダーニュートラル技術のSwiftMRを導入することで、装置の新旧やメーカーを問わず、施設全体で一定水準のMRI検査品質を目指しやすくなります。とりわけ大学病院のような基幹病院では、診療科横断で高い画質が求められるため、装置間の差が臨床運用や診断の一貫性に与える影響は小さくありません。一方で、MRI装置の更新は非常に高額で、頻繁に実施できるものではありません。本稿は、最新のAI再構成技術を搭載していない既存装置も含め、SwiftMRにより画質向上と撮像時間短縮の両立を図れる可能性を示し、患者の検査負担軽減と医師の診断支援の双方に寄与し得る、費用対効果の高いソリューションとしての有用性を示唆しています。